初観戦!!
2004年3月29日 野球メインでその他をつまみ食い本来は土曜日に書くべき日記ですが、面倒なので今日の日記として。
以下全て土曜日の話です。
朝7時30分起床。
休日にこんな時間に起きるなんて、普段であれば有り得ない事態である。
しかし今日はパリーグ開幕の日。
瞬時にして眼が醒め、9時前には既に電車に乗って所沢へと向かっていた。
小田急→西武新宿線→西武池袋線と乗り換え到着したのは10時40分。
現場には既に開幕戦を観に来たファンがごった返し、なんと一塁側よりも三塁側の方が開場待ちの列が長いと言う状態であった。
朝7時に家を出て並んでいてくれたゆにと合流し、また共に野球を見るゆにの友人もすぐに合流。
入場を待ちながら前の方の人々を見ると、ビールケースを大量に持った一軍がいる・・・
しかも5,6ケース抱えて・・・
この人達何時から並んでいたのだろうか。。
数分待ち、やっと順番が回って来たため喜び勇んで内野自由席まで走る。
途中で転倒したのはご愛嬌。
無事指定席ギリギリの座席に収まり、早速試合前の練習を観る。
目についたのは選手達全員表情が明るいこと。
待ちに待った開幕なので当たり前なのかも知れないが、雰囲気が明るいのはとても良い事である。
打撃練習を観てみるとベニーと李承☆(火へんに華)、福浦らが痛烈なライナー性の打球をスタンドに叩き込んでいる。
特にベニーの打球は凄まじい。
打った瞬間はレフトライナーかと思う打球がぐんぐん伸びてスタンドに突き刺さる。
本当のパワーヒッターの打球はこうでないと。
また守備でも練習中から小坂が魅せる。
ゴロを捕球してセカンドへ転送する様は、まるで小坂から撥ね返っているかのよう。
さすが宮本と並ぶ球界No.1ショート。
鳥肌ものです。
さて時間は飛び開幕のセレモニーへ。
何事もなくセレモニーが終了し、ベンチへ引き上げて行く段にて。
突然ボビーを先頭にマリーンズの選手達がレフトスタンドへ向かって駆けて行く。
そしてファンに向かって帽子を取って手を振り挨拶。
いきなり感動。
やってくれるよボビー!!
誰も後をついてこない、マリーンズ先導役の旗を持ったお姉さんは少し可哀想でしたが。
そんな感動の気持ちを残したまま試合が開始。
兼ねてからの予告通り先発は松坂と清水直行。
オープン戦の投球を見ていて、正直打ち崩すのは難しいかなと思っていた。
事前予想では投手戦になり粘り粘って最後に李かベニー辺りの一発が飛び出して勝利と予想していたのだが。
蓋を開けてみて吃驚、先頭の波留が初球のストレートをライト前にヒット。
福浦は倒れたものの、3番は円熟味の出てきたベテラン堀。
しかし4球目にエンドラン失敗。
堀が空振りし、波留がセカンド刺殺。
今年もダメかと思った瞬間・・・
堀がライト前へ運び再度塁を埋める。
ここで迎えるはアジアの本塁打王李。
松坂も楽しみにしていたと言うこの対戦は李の勝利!
高めに浮いたチェンジアップをライトに運び、先制のタイムリーツーベース。
外野からの返球がもたつく間に李は一気に三塁を陥れる。
場内のボルテージが最高潮に達する中、その勢いに乗ってかベニーもタイムリーで続く。
全く予想だにしない形で最高の2点をこれから投げる清水にプレゼントしたのでした。
2回に清水は和田に甘く入った球を完璧に捕らえられ1点を失うものの、3回には再び松坂を攻め堀が2ラン。
鋭いライナー性の打球は伸びに伸びてスタンドに突き刺さった。
これで1−4。
この後ゲームは両党首の踏ん張りが続きスコアボードにはゼロが並ぶ。
そして迎えた8回。
1死1塁で迎えるは今年からライオンズに移籍したフェルナンデス。
その日結果の出ていなかったフェルナンデスの渾身の一振りは完投勝利を狙っていたであろう清水の甘く入った球を完璧に捕らえ、ボールは低い弾道で一直線にバックスクリーンへと吸い込まれていく。
マリーンズファンをも惹きつけられるような美しいホームランで、一気に点差は1点に。
ここでボビーは確実に勝ちを拾うためにコバマサを投入。
最後にホームランを打たれての降板は本当に悔しかっただろうが、7回1/3を4安打3失点は見事。
開幕投手の大役を果たし、後を絶対の守護神へ託した。
そして托されたコバマサは全く臆することなく堂々と、そしてゆっくりとマウンドへ向かい、ホームランを放っている和田、気合満点の後藤武敏を討ち取って後続を絶ったのであった。
9回にも序盤の失点の責任を取って必死に投げ続ける松坂から、小坂の3塁打と波留の技有り犠飛で駄目押しの1点をもぎ取り、球威の上がり続ける守護神ゴバマサが試合を締め括ったのでした。
久々の開幕戦を松坂からの勝利。
しかも非常に強い勝ち方。
文句なしに優勝が見える戦いでした。
こんな素晴らしい試合を生で観ることが出来、本当に幸せだった。
松坂は調子が悪く、リリースポイントのバラつきから制球が整わない状態だった。
特にセットになるとその傾向が著しく、ランナーを出すとかなり苦しい投球を強いられていたように見えた。
それでも4回以降は8回まで点を許さず、一人で9回164球を投げ切るところはさすがエース。
最早貫禄さえ感じさせるような、内容を越えた素晴らしいピッチングでした。
清水は完璧。
時々甘い球が入り、それを痛打された以外には言うことなしでしょう。
最後のヒーローインタビューでは優勝を狙える自信が窺え、ファンとして本当に嬉しかった。
そして私の中での個人的MVPは波留。
立ち上がり初球をいきなり打って出て、松坂の思惑や調子を打ち崩したのはこの波留の功績だと思います。
その後もフォアボールを選んだり、討ち取られても何球も粘ったり、9回の打席では駄目押しの犠飛。
やらなければいけない仕事をきっちりこなし、試合を作った波留にこの日のMost Variable Playerの称号を。
全体では打席での粘りが目についた。
先述の波留に限らず、全打者がとにかく粘る。
厳しいコースの球をファールで逃れ、何球も何球も松坂に投げさせる。
打球は転がして最低でも走者を次の塁へと進める。
そういう意識がはっきりと見て取れた。
こういう戦い方が出来るチームは本当に強いチーム。
これが135試合続けられれば間違いなく優勝を争えるでしょう。
2位予想をしてプレーオフ期待だったくせに、いきなりプレーオフさえなければなぁと思ってしまうほど強いマリーンズを見せて貰いました。
マリーンズ最高!!
以下全て土曜日の話です。
朝7時30分起床。
休日にこんな時間に起きるなんて、普段であれば有り得ない事態である。
しかし今日はパリーグ開幕の日。
瞬時にして眼が醒め、9時前には既に電車に乗って所沢へと向かっていた。
小田急→西武新宿線→西武池袋線と乗り換え到着したのは10時40分。
現場には既に開幕戦を観に来たファンがごった返し、なんと一塁側よりも三塁側の方が開場待ちの列が長いと言う状態であった。
朝7時に家を出て並んでいてくれたゆにと合流し、また共に野球を見るゆにの友人もすぐに合流。
入場を待ちながら前の方の人々を見ると、ビールケースを大量に持った一軍がいる・・・
しかも5,6ケース抱えて・・・
この人達何時から並んでいたのだろうか。。
数分待ち、やっと順番が回って来たため喜び勇んで内野自由席まで走る。
途中で転倒したのはご愛嬌。
無事指定席ギリギリの座席に収まり、早速試合前の練習を観る。
目についたのは選手達全員表情が明るいこと。
待ちに待った開幕なので当たり前なのかも知れないが、雰囲気が明るいのはとても良い事である。
打撃練習を観てみるとベニーと李承☆(火へんに華)、福浦らが痛烈なライナー性の打球をスタンドに叩き込んでいる。
特にベニーの打球は凄まじい。
打った瞬間はレフトライナーかと思う打球がぐんぐん伸びてスタンドに突き刺さる。
本当のパワーヒッターの打球はこうでないと。
また守備でも練習中から小坂が魅せる。
ゴロを捕球してセカンドへ転送する様は、まるで小坂から撥ね返っているかのよう。
さすが宮本と並ぶ球界No.1ショート。
鳥肌ものです。
さて時間は飛び開幕のセレモニーへ。
何事もなくセレモニーが終了し、ベンチへ引き上げて行く段にて。
突然ボビーを先頭にマリーンズの選手達がレフトスタンドへ向かって駆けて行く。
そしてファンに向かって帽子を取って手を振り挨拶。
いきなり感動。
やってくれるよボビー!!
誰も後をついてこない、マリーンズ先導役の旗を持ったお姉さんは少し可哀想でしたが。
そんな感動の気持ちを残したまま試合が開始。
兼ねてからの予告通り先発は松坂と清水直行。
オープン戦の投球を見ていて、正直打ち崩すのは難しいかなと思っていた。
事前予想では投手戦になり粘り粘って最後に李かベニー辺りの一発が飛び出して勝利と予想していたのだが。
蓋を開けてみて吃驚、先頭の波留が初球のストレートをライト前にヒット。
福浦は倒れたものの、3番は円熟味の出てきたベテラン堀。
しかし4球目にエンドラン失敗。
堀が空振りし、波留がセカンド刺殺。
今年もダメかと思った瞬間・・・
堀がライト前へ運び再度塁を埋める。
ここで迎えるはアジアの本塁打王李。
松坂も楽しみにしていたと言うこの対戦は李の勝利!
高めに浮いたチェンジアップをライトに運び、先制のタイムリーツーベース。
外野からの返球がもたつく間に李は一気に三塁を陥れる。
場内のボルテージが最高潮に達する中、その勢いに乗ってかベニーもタイムリーで続く。
全く予想だにしない形で最高の2点をこれから投げる清水にプレゼントしたのでした。
2回に清水は和田に甘く入った球を完璧に捕らえられ1点を失うものの、3回には再び松坂を攻め堀が2ラン。
鋭いライナー性の打球は伸びに伸びてスタンドに突き刺さった。
これで1−4。
この後ゲームは両党首の踏ん張りが続きスコアボードにはゼロが並ぶ。
そして迎えた8回。
1死1塁で迎えるは今年からライオンズに移籍したフェルナンデス。
その日結果の出ていなかったフェルナンデスの渾身の一振りは完投勝利を狙っていたであろう清水の甘く入った球を完璧に捕らえ、ボールは低い弾道で一直線にバックスクリーンへと吸い込まれていく。
マリーンズファンをも惹きつけられるような美しいホームランで、一気に点差は1点に。
ここでボビーは確実に勝ちを拾うためにコバマサを投入。
最後にホームランを打たれての降板は本当に悔しかっただろうが、7回1/3を4安打3失点は見事。
開幕投手の大役を果たし、後を絶対の守護神へ託した。
そして托されたコバマサは全く臆することなく堂々と、そしてゆっくりとマウンドへ向かい、ホームランを放っている和田、気合満点の後藤武敏を討ち取って後続を絶ったのであった。
9回にも序盤の失点の責任を取って必死に投げ続ける松坂から、小坂の3塁打と波留の技有り犠飛で駄目押しの1点をもぎ取り、球威の上がり続ける守護神ゴバマサが試合を締め括ったのでした。
久々の開幕戦を松坂からの勝利。
しかも非常に強い勝ち方。
文句なしに優勝が見える戦いでした。
こんな素晴らしい試合を生で観ることが出来、本当に幸せだった。
松坂は調子が悪く、リリースポイントのバラつきから制球が整わない状態だった。
特にセットになるとその傾向が著しく、ランナーを出すとかなり苦しい投球を強いられていたように見えた。
それでも4回以降は8回まで点を許さず、一人で9回164球を投げ切るところはさすがエース。
最早貫禄さえ感じさせるような、内容を越えた素晴らしいピッチングでした。
清水は完璧。
時々甘い球が入り、それを痛打された以外には言うことなしでしょう。
最後のヒーローインタビューでは優勝を狙える自信が窺え、ファンとして本当に嬉しかった。
そして私の中での個人的MVPは波留。
立ち上がり初球をいきなり打って出て、松坂の思惑や調子を打ち崩したのはこの波留の功績だと思います。
その後もフォアボールを選んだり、討ち取られても何球も粘ったり、9回の打席では駄目押しの犠飛。
やらなければいけない仕事をきっちりこなし、試合を作った波留にこの日のMost Variable Playerの称号を。
全体では打席での粘りが目についた。
先述の波留に限らず、全打者がとにかく粘る。
厳しいコースの球をファールで逃れ、何球も何球も松坂に投げさせる。
打球は転がして最低でも走者を次の塁へと進める。
そういう意識がはっきりと見て取れた。
こういう戦い方が出来るチームは本当に強いチーム。
これが135試合続けられれば間違いなく優勝を争えるでしょう。
2位予想をしてプレーオフ期待だったくせに、いきなりプレーオフさえなければなぁと思ってしまうほど強いマリーンズを見せて貰いました。
マリーンズ最高!!
コメント