思い出した

2002年1月19日
昨日書こうと思ってた新聞政治ネタ。
議員歳費削減の話だ。

一年間の歳費の1割カットを与野党間で合意に達したとの事。
やはり期限付きと言うのはおかしい。
民間の人間にとっては減少した収入が元に戻る保証などない。
その上に改革で国民に痛みを伴う改革を行うのだから、その苦しさたるや政治家達の想像を遥かに絶する。

苦痛を受ける国民に対して範を示すために議員歳費削減が持ち上がったのだが、自民党若手議員の反対で立ち消えとなっていた。
当選回数の多い大物議員達と違って、若手の議員達にはカネを集める力がさほどないからである。
今回は政府・執行部側から一年の期限付きと言うことで妥協を引き出すと言う結果になったわけだが、収入減、もしくは失職に悩む国民から見れば甘えにしか見えていないのではないだろうか。

以前の日記にも書いたかもしれないが、一般的な感覚では採算が苦しくなればまず支出を減らす事を考える。
勿論収入の減少に対して抵抗はするだろうが、抵抗と同時に必ず支出の圧縮も図るはずである。
自民党若手議員に限らず、この支出の圧縮を国会議員が行う努力をしているかどうかと言う点に疑問を感じる。
自分で採算をとる努力もせずに駄々をこねているようにしか見えないのだ。

この甘えがまかり通り、しかも最終的に原案を変えてしまう体質の改善がまず必要ではないか。
歳費を実際に削減するかどうかという問題ではなく、国民が見ているのは、国会議員たちに痛みを共有しようと言う意志が見られるかと言うことである。
それがわかっていない間は痛みを共有するとか、まず国会議員が痛みを受けると言われても信用などできるはずもない。

何度も言っている事だが、まだまだ目線が高い。
議員達は目線が高く、国民にも政治に無関心な人間が増えているため、ますますお互いの理解は進まない。
議員達、及び国民も本当に危機感があるのか疑問を感じる。

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